2021/07/30

「令和3年度日本沿岸域学会 出版・文化賞」が授与されました!(2021年7月27日)

 2021年7月27日、オンラインで開催された日本沿岸域学会総会において、法理樹里 特定研究員・清水夏樹 特定准教授・赤石大輔 特定助教・時任美乃理 特定研究員*が『出版・文化賞』を受賞しました。

 「森里海連環学ビジュアルブック “みんなでちょっと幸せになれる” Co-designのためのシチズンサイエンス」は、森里海連環学の専門家と、地域のステークホルダーや将来世代(大学生・高校生)をまきこんで、ともに『森と里と海と人のつながり』を見つめ捉えなおしてきた様々な取り組みを紹介した事例紹介集です。

 Future Earthで提唱されている「Co-design」を、地域と専門家とで協創する“気づき”を共有し、SDGsアクションのために必要なエッセンスを、多様な主体と模索したもがきの跡を記載しています。

 本書は、森と里と海と人のつながりを科学し社会実装する「森里海連環学」の考え方の紹介・共有に始まり、沿岸資源生態学をはじめ、森林生態学、生物地球化学、里山再生学、農村漁村計画学、地域計画学、経済学、さらには心理学までをも含む幅広い分野の専門家が、地域のステークホルダーや将来世代(大学生・高校生)と共に行った具体例を紹介しています。

 教科書的・専門書的な構成ではなく、シチズンサイエンス(市民科学)の普及び啓発に重きを置き、一般にも親しみやすく手に取ってもらえるように写真や絵をふんだんに使用し、文章表現も細心の注意を払い作成、かつ専門家にとっても有用で新しい科学的な情報提供内容も含んだ『ビジュアルブック』に仕上げました。


*受賞者現所属
法理樹里(滋賀県琵琶湖環境科学研究センター 研究員)
清水夏樹(神戸大学大学院農学研究科 特命准教授)
赤石大輔(京都大学フィールド科学教育研究センター 特定助教)
時任美乃理(京都大学大学院地球環境学堂 研究員)


関連リンク 森里海連環学ビジュアルブックを刊行しました(2020年5月29日)
ビジュアルブックはこちら

受賞の記念写真
賞状
副賞メダル