2021年3月13日(土)13:00~17:00、京都大学森里海連環学教育研究ユニット主催、日本財団・京都大学フィールド科学教育研究センター・京都大学野生動物研究センター共催の「第6回京都大学・日本財団森里海シンポジウム」をオンライン(ウェビナー)にて開催しました。
フィールド科学教育研究センター赤石大輔特定助教による趣旨説明で始まり、まずは、共催団体であり本ユニットの支援団体である日本財団海洋事業部高階大輔氏より挨拶があった。引き続き「高校生と考える未来の風景 -守りたいものと変えたいもの-」をテーマに、企業、行政、NPOなど社会の様々な分野における持続可能な社会に向けた取り組みの発表がありました。それぞれの発表後質疑応答があり、新しい取組みとしての工夫や苦労、目標に向けたハードルなどを参加者全員で共有しました。
パネルディスカッションでは高校生及び海の専門家である鈴木啓太助教も参加し、SDGsの目標年とされている2030年に向けて守りたいもの、変えたいものについて議論しました。また、ウェビナーのQ&A機能を活用して質問を受け付け、できる限りシンポジウム内で回答しました。特に、環境問題を他人事から自分事にするためにはどうすればよいかといった参加者からの質問に対し、パネリストから様々な提案がありました。
最後にフィールド科学教育研究センター吉岡崇仁教授から本シンポジウムのまとめがあり、同朝倉 彰教授による挨拶で閉会となりました。
なお、各団体からの発表は以下のとおりです。(発表順・敬称略)
1.パナソニック株式会社 中田公明 「サーキュラーエコノミーを目指した素材開発」
2.株式会社モンベル 竹山史朗 「自然に遊び、自然に学ぶ」
3.京都大学野生動物研究センター助教 木下こづえ 「高校生と考える未来の風景」
4.株式会社電通 木下さとみ 「DENTSU生態系LAB 広告会社の中に生態系ラボ?持続可能な社会に向けてできること」
5.NPO法人りぼん 河本昌也 「森里海と障害児の間にある障壁について」
6.環境省自然環境局 羽井佐幸宏 「森里川海のつながり -生物多様性を守るための新しい取組-」
7.琵琶湖環境科学研究センター 法理樹里 「高校生×研究者 森里海ラボの報告」