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森里海連環学とは
(公財)日本財団から助成を受け、2018年度から4年間、日本財団との共同事業として『森里海連環再生プログラム-Link Again Program』が始まりました。日本は海に囲まれた森の国です。そのような特色を持つ日本では、森から海までの健全な生態系のつながりが、川や海における生物生産はもちろんのこと、地域の振興や人々の安全で安心な暮らしにとっても極めて重要です。このような観点から、私たちは森里海連環学という新しい学問領域を提唱し教育・研究・社会連携を進めてきました。
本事業では、人による流域の利用及び人間生活によって改変された環境や排出物が、川や沿岸域の豊かさにどのように影響しているのかを調べます。また、森里海連環機構の解明をとおして何が川と海の豊かさを決めているのかを探し出します。これらは、今までにない挑戦的な研究プログラムです。さらに、自然科学データを基礎に森里海連環が分断されることによる問題を地域の中で考え、修復の効果を検討することにより、地域ごとの問題解決に取り組みます。地域での研究と社会連携を積み重ねることにより、最終的には人類の持続的な未来に貢献できる具体的な政策提言をめざします。
本事業は京都大学フィールド科学教育研究センターが事務局となり、農学研究科、人間・環境学研究科、地球環境学堂、総合生存学館、生態学研究センター、さらに北海道大学水産科学研究院、国立環境研究所の参加により進められています。京都大学の基本理念である「地球社会の調和ある共存に貢献」し、国連の持続可能な開発目標のための施策に資することを目的としています。
本事業では、人による流域の利用及び人間生活によって改変された環境や排出物が、川や沿岸域の豊かさにどのように影響しているのかを調べます。また、森里海連環機構の解明をとおして何が川と海の豊かさを決めているのかを探し出します。これらは、今までにない挑戦的な研究プログラムです。さらに、自然科学データを基礎に森里海連環が分断されることによる問題を地域の中で考え、修復の効果を検討することにより、地域ごとの問題解決に取り組みます。地域での研究と社会連携を積み重ねることにより、最終的には人類の持続的な未来に貢献できる具体的な政策提言をめざします。
本事業は京都大学フィールド科学教育研究センターが事務局となり、農学研究科、人間・環境学研究科、地球環境学堂、総合生存学館、生態学研究センター、さらに北海道大学水産科学研究院、国立環境研究所の参加により進められています。京都大学の基本理念である「地球社会の調和ある共存に貢献」し、国連の持続可能な開発目標のための施策に資することを目的としています。
ユニット長 山下 洋
森里の研究
森・里・海の間を通じて流れるのが川です。陸グループは、日本全国32の川を対象に、それぞれの川の流域である森と里についてそのデータを収集し、得られたデータをまとめて分析します。こうして得られる森と里についてのデータは、森・里・海がどのようにつながっているのかを詳しく解明するための土台となります。
つながりの研究
最先端の統計学やコンピュータシミュレーションの技術を駆使し、陸グループと海グループが集めた森・里・海のデータを統合し、現状把握と将来予測を行います。森・里・海に関連する様々な要因の間に潜む相関関係や因果関係を調べ、森・里・海がどのようにつながっていたのか、さらに、どうすればそのつながりを取り戻すことができるのかを明らかにします。
社会連携の研究
各グループの調査・研究から得られた知見をつなぎ、森・里・海のつながりの再生による、地域の持続可能な将来ビジョンを描きます。そのために地域の多様な人々と対話を重ね、課題を見つけ出し、解決のためのアクションを起こします。最終的にはプロジェクト全体の活動から、人類の持続的な未来のための、具体的な政策を生み出すことを目指します。
海の研究
自然の恵みとしての川や海の豊かな水産物は、森・里・海の健全なつながりに支えられてきました。海グループでは、日本全国32の川を対象に、川と海が交わる場所(沿岸)に着目して海についてのデータを収集し、分析します。水をすくって分析するとそこにどんな魚が生息しているかわかる「環境DNA分析」など、最新の技術を使って得られるデータは、森・里・海のつながりを解明のための基礎となります。